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今、わたしたちにできること。


今日から4月。

新しい生活に、春の匂いに、ワクワクしたスタート。

でも今年の春はちょっとだけ違う。

悲しいニュースが流れ、先が見えなくて不安な気持ちになり、当たり前だった日常がそうではなかったと痛感する日々。

いろいろな願いが叶わなくなったかもしれないけれど、大切な人が今笑っていられることに感謝する日々。


フォトグラファーとしてご家族の大切な日に寄り添い、写真を残してきました。

残した写真は時間を重ねるにつれ、戻らない時間を切り取った宝物となり、またそれを見返す時間が、その時を思い出し語り合う空間が宝物になる。写真にはそんな力がある。そう信じています。



そんなとき大先輩であるfamilystyle photoの織田さんからの呼びかけ。

写真の力で世の人を励ましたり、力づけたりできるのではないか。


その想いに賛同した多くのフォトグラファーさんが、今日からインスタグラムで「#フォトグラファーからの手紙」とつけて写真を投稿しています。

やり場のない想いを少しでも軽くしてあげられたら。

笑顔の写真をみて、想いのこもった写真をみて、少しでも元気が出たら。

一人の力では足りないかもしれないけど、素晴らしいフォトグラファーさんがたくさんいます。


私も今日から投稿させていただきます。insta @ayaka_photography




ここ数日随分と悩みました。


今回のウイルスの怖いところは、感染して保菌者であっても自覚症状のないところ。

かといって検査して確かめることも出来ず、健康だからと思っている人が罹っていることに気が付かず、誰かにうつしてしまっているかもしれないところ。

私自身、今は健康そのものですが、もしかしたら保菌者かもしれません。


マスクや除菌スプレーをして、なるべく近距離で撮影しないようにいつもと違うスタイルで撮影を心がけてきました。

それでもこの未知のウイルスに完全に対処できているかもわからず、また保った距離感でご家族との関係が築けているのか、私が残したいと思っている写真が撮れているのか不安でした。

今頼まれた撮影をお受けするのが正解なのか...。


撮影会などのイベントや屋内での撮影はすべて中止させていただいています。

出張撮影はご事情をお伺いしたうえで、相談させてください。

今どうしても必要な撮影はあると思います。ご事情もお気持ちも聞かせてください。

事態が収束してから間に合うのであれば、どうかその時にお伺いさせてください。


今出ている答えはそこまでです。

これから状況によって少しずつ変わってくるかもしれませんが、私がフォトグラファーとして今できることを、全力で全うしたいと思っています。





おうち時間が増えている今、写真を見返す時間をもつのはいかがでしょう?

ほっこりとした気持ちになり、改めて家族の友人の大切さが沁みます。

思い出が溢れて、あの人どうしてるかななんて思うかもしれません。


世界が未知のウイルスから解放されたとき、どうかその人に会いに行ってください。


私も写真をみる度、そのご家族のエピソードを思い出します。

また笑顔で会えるはずです。

皆さんもどうか笑顔でいてくれますように。

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